博報賞

活動タイトル

伊江村伝統文化の継承と平和学習

伊江村立伊江小学校

日本文化・ふるさと共創教育|功労賞| キーワード:沖縄県
伊江村立伊江小学校

活動内容

学校・保護者・地域が一丸となって取り組む「地域の中の学校づくり」

人口約4,600名の離島にある本校の子どもは、高校進学のため15歳で島を離れ生活を始める。この「島建ち」を迎えるまでに、「ふるさとに学び、たくましく生き抜く子に育ってほしい」と、島ぐるみで「地域の中の学校づくり」を続けてきた。34年以上続く伝統芸能継承活動と平和学習を総合的な学習の時間に位置づけ、他教科や行事と関連を図り展開している。
伝統芸能継承活動は5、6年生で行われ、島独特の芸能である国の重要無形民俗文化財「伊江島の村踊」と「伊江島エイサー」を学ぶ。授業で踊りの歴史的背景や重要性、先人の苦労、込められた願いなどを理解した後、保護者や地域の方から踊りを教わる。授業で理解したことを表現できるよう試行錯誤しながら練習し、本番を迎えている。
また平和学習は、「伊江小平和学習プログラム(発達段階に応じた系統的な学習計画)」に沿って全学年で取り組む。沖縄戦で激戦地となった島の歴史や米軍基地について戦争体験者から学ぶだけでなく、現在の伊江島と世の中について探究的に学び、平和な未来をつくるための行動を自分たちで考え、集大成として創作平和劇を披露する。
伊江島での学びは子どもたち一人ひとりに焼き付き、大切な「宝」となっている。

【写真】
学習発表会では毎年、各区の村踊りを披露している

審査委員より

34年間にわたって伝統芸能を学校教育に取り入れ、現在は総合的な学習の時間に位置づけている。青年会、地域の民族芸能保存会の指導を受けて、学校行事で発表している。また、「平和学習プログラム」に沿って、地域の歴史も学んでいる。教員が地域に足を運ぶ努力が実を結び、長年の取り組みが代々引き継がれて児童に地域への愛着が育っている。高等学校は村外に進学する環境において、保護者・地域・学校が一丸となって子どもたちを育てている姿勢が伝わり、功労賞とする。

プロフィール

伊江村立伊江小学校

【代表者】
小波津 京子

【役 職】
校長

【活動開始時期】
1986年

【団体所在地】
沖縄県国頭郡伊江村

【HP】
https://iesho.iejima.ed.jp

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:平和教育は全学年対象100名程度 芸能文化の伝承は5・6年生全員対象30~40名程度 ○指導者:内部 担任全員 外部 地域の方・保護者 6~10数名