博報賞

活動タイトル

地域、学校、行政のパートナーシップによる自然体験学習の里山づくり

小泉山体験の森創造委員会

教育活性化部門|| キーワード:長野県
小泉山体験の森創造委員会

活動の目標・方針

・地域の里山「小泉山」を子どもたちの自然体験の場、祖父母や親子など異年齢間のふれあいの場、地域の人たちの憩いの場にしたい。
・この活動を子どもたちと一緒に進めることで、「たくましく、やさしい、夢のある子ども」に育って欲しい。

活動内容

当委員会は、「昔、小泉山周辺の川で遊び、山を駆け回った経験を今の子どもたちにも!」という熱い想いを持った小泉山周辺住民(60歳以上のいわゆる"在宅元気組")と、それに共鳴した小中学校やPTA関係者等により活動をスタートした。以後、「子どもたちの自然体験の森づくり」を主たる目的に据え、周辺集落や地域住民の理解と協力を得る中で山の整備・維持管理とその活用を進めている。子どもたちもこの活動には当初から積極的にかかわっており、山開きや植物観察会等、委員会が主催する各種イベントへの参加はもちろん、保育園児と小学校の児童・生徒が手を取り合って行う登山、草木のプレート付けや案内板の設置、植樹、現地や教室での植物や史跡名勝の調べ学習など、様々な取り組みを委員や地域の方と一緒に行っている。子どもたちはこのような体験を通じて自然を大切に想う気持ちを育むとともに、地域とのかかわりの中で自分たちも地域のためになる活動ができるんだ、という自信を持つようになった。



審査委員より

小泉山周辺住民の熱い想いが教員や保護者、行政へと広がって組織化してきたボトムアップな活動である。ここでの様々な活動は、自然から歴史へ、整備からイベントへ、イベントから定例化・日常化へ、校種別から校種間連携や異年齢交流へと着実な広がりと深まりを見せ、子ども達に愛される里山が実現している。

プロフィール

小泉山体験の森創造委員会

団体概要

【創立】
2001年

【団体の規模】
・委員数 83

主な著書・論文・文章など

2004年 「小泉山植物ハンドブック」茅野市立玉川小学校部会 平成15年度6年3部
2005年 「小泉山体験の森探訪-小泉山史跡・由来調査報告書-」小泉山体験の森創造委員会 史跡・由来調査部会
2006年 「小泉山史跡名勝見所ハンドブック」茅野市立玉川小学校部会 平成17年度6年3部