博報賞

活動タイトル

21世紀を生きる生徒の資質・能力を育む「はばたきタイム」の学習

佐渡市立新穂中学校

独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動|奨励賞| キーワード:新潟県
佐渡市立新穂中学校

活動内容

3年間の活動を通して、SDGsの視点で郷土を見つめ働きかける

佐渡の豊かな自然、歴史、文化を活かし、地域の人々や学校を支援する組織の協力を得て、郷土愛を軸とした教育活動を展開している。また生徒の学びがSDGsの視点から深まるように、第1学年では、「ふるさと新穂・佐渡から学ぼう」の単元において、地域・佐渡の魅力や課題を発見していく。第2学年では「自己を知り、活かす力を高めよう」の単元において、地域の職場に関する課題から解決策を考え提言していく。第3学年では「地球市民として考え、行動しよう」の単元において、先進的にSDGsに取り組んでいる事例を参考にして、地域の課題解決の具体的な方法を企画し実践していく。
3年間、地域と直接関わる活動に取り組んだことで、生徒は「何ができるか」「何のためにやるのか」を強く意識し、解決策を考え、積極的に地域へ働きかけるようになった。例えば「新穂SDGsフェス」では、多くの世代がSDGsを理解できるように、身近な事物・事象とSDGsをつなげて説明した。
【写真】
学区にある生椿地区の良さを島民に紹介している場面

審査委員より

よりよい未来に向けて主体的・協働的に活動に取り組む生徒を目指し、総合的な学習の時間において育成を目指す資質・能力を①課題発見力、②思考力・表現力、③コミュニケーション力、④粘り強さ・創造力とし、学校、保護者、地域で共有しながら実践した。学校内外の多様な人材を活用した授業を通して、地域から積極的に学び、地域に働きかける生徒の変容や、本実践が地域の人に与えている効果を評価した。

プロフィール

佐渡市立新穂中学校

【代表者】
岩﨑 浩史

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2020年

【団体所在地】
新潟県佐渡市

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:全体78名(中学生78名)
○指導者:内部12名、外部20名
○協力者(ボランティア等):30名
○クラス数:第1学年1学級、第2学年1学級、第3学年1学級