博報賞

活動タイトル

「好きです。桜谷」と自信をもって言える子どもを育てるために - HOTけん桜谷隊とともに -

日野町立桜谷小学校

日本文化・ふるさと共創教育|博報賞| キーワード:滋賀県
日野町立桜谷小学校

活動内容

有志ボランティアと学校がビジョンを共有して展開するふるさと学習

本校の豊かな教育環境は、豊富な知識、技術、経験をもつ学校応援ボランティア「HOTけん桜谷隊」の協力により、実現・維持できている。11年以上前、学校だけでは手入れが行き届かず、子どもが遊べなかった裏山を有志に整備してもらったことがきっかけで、6年生の総合的な学習の時間に「夢の森(ビオトープ)プロジェクト」を協働。以来、学校と地域の想いを交流させる協議会を年2回開き、ビジョンや育てたい子ども像、目標を共有しながら、教育課程に位置づけた活動を計画的に行っている。
「体験学習のための準備」では、地域コーディネーターとして講師探しから日程調整、打ち合わせ、事前準備までと、幅広い活動を担う。また「ふるさと絆学習」での指導・支援では音楽、家庭科、クラブ活動と、総合的な学習の時間に留まらない。
子どもたちは「HOTけん桜谷隊」との直接の触れ合いを通して、その熱意や技術に憧れを抱くと同時に、地域への愛情や地域の人々への感謝の気持ちを育んでいる。子どもたちが、五感を使った体験活動ができるようにと集まるボランティア参加人数は、年間延べ約400名で、学校にとっても子どもたちにとっても、なくてはならない存在といえる。

【写真】
お世話になった方を裏山に招待「森のレストラン」

審査委員より

地域の方々が自主的に学校の環境を改善しようと動き出した「HOTけん桜谷隊」の活動は、11年以上も継続している。「ふるさと絆学習」という呼称で、総合的な学習の時間の全体計画にしっかりと位置づけられ、年間400人を超すボランティアが、年2回の協議会における地域学校協働活動事業のビジョンに基づいて活動。桜谷隊と連携した身近な地域発の学習の積み重ねが、児童に郷土を愛する心を育てている。さらに児童が活動することで、地域の人に喜びをもたらすという互恵型の教育が実現している。

プロフィール

日野町立桜谷小学校

【代表者】
北﨑 あゆみ

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2009年

【団体所在地】
滋賀県蒲生郡日野町

【HP】
https://www.rmc.ne.jp/~sakuraok/

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:12~95名 ○クラス数:8クラス ○指導者:内部2~20名、外部1~32名 ○協力者(ボランティア等):50名