博報賞

活動タイトル

思考力を高める「対話活動」を中心とした多彩な実践活動

熊本 輝美

国語・日本語教育部門|-| キーワード:佐賀県
熊本 輝美

活動の目標・方針

・相手の考えを受け止め、言葉に着目し思考力を高める対話を「意見交流」と定義し、その効果的な指導について研究する。
・「意見交流」を通して「伝え合う力」とともに思考力を高める授業の在り方を実践・研究する。

活動内容

平成元年より国語科教育について本格的に研究を始め、平成6年より多久市立南部小学校で「学力向上推進モデル校」の委嘱を受け「伝え合う力」を中心に研究を進めてきた。毎年研究発表会で授業を行い、研究主任としても研究の深化を図ってきた。その後、伝え合う力と思考力を高める手段として、学習指導の中核に「意見交流」という話し合い活動を積極的に取り入れ、学習活動の創造的な展開を行ってきている。また、「意見交流」の7つの条件や手立てなどを加えながら、発達段階に沿った系統性のあるスピーチタイムの実践を積み重ね、現在12年目となる。その中で、子どもたちは、自分の思いや考え方をわかりやすく堂々と述べるようになった。平成15年には佐賀県国語科教育研究大会で、平成18年には九州国語科教育研究大会で提案者・授業者として生き生きと伝え合う子どもの姿を多くの先生方に公開し、高い評価を受けた。現在も県内各地の学校から校内研修講師に招かれ、国語教育の振興・発展のため、また教師個人の指導力向上のために活躍している。



審査委員より

意見交流という一連の学習過程の方法や、スピーチタイムの特設など、話す・聞く活動を国語科の学習指導に位置付け、成果を上げている。音声言語という同一の領域について、長期にわたって実践を重ね、一貫した研究から得られた授業力を研究会等でも発表し続けていることが評価される。

プロフィール

熊本 輝美(多久市立緑ヶ丘小学校 教諭)

主な著書・論文・文章など

1998年 「生きる力を育てる国語科"伝えあう力を高める感想交流"」(6年授業実践・特設タイム執筆) 国土社
2003年 「"伝え合う力"を育む国語科学習 ~"話すこと・聞くこと"に"読むこと""書くこと"を関連させて~」 多久市教育委員会