博報賞

活動タイトル

17年続くワークショップ形式のユニークな表現活動による課外教育支援活動

ハート&アート空間“ビーアイ”

教育活性化部門|| キーワード:宮城県

活動の目標・方針

どもたちの主体的な活動を通し、一人一人がそれぞれのみずみずしい感受性を育て「じぶんであること」の喜びを感じることができる人づくりを目ざす。

活動内容

“ビーアイ”とは「自分であれ」の意味。五感を通して、「自然・人・もの・言葉」とどう出会っていくかをテーマとし、独自のカリキュラムにより「体験しながら気づき学ぶ」をモットーに表現活動を展開している。日常の生活の中で人々はどうくらしてきたのか・それは今どうなっているのかを切り口に、だから「きみは、どうしたいの?」という問いかけのもとアートすることを中心に毎日ワークショップを展開。美術することは自己の内面や外面をどう表現するかだけでなく、自分の暮らす時空間をどう創るかでもあると、ワークショップを通して伝えている。また、最終的には「社会がどうだったらよいのか」「それには自分は何をすべきか」子どもたちそれぞれの社会力を育めるよう、年間を通して、年齢に応じ、段階的にカリキュラムを組み立てている。自分たちの街の「ヒト・モノ・コト」の資源を見直し、継承する活動も行っている。さらには、地域とつながり、地域に暮らすというポテンシャルをどう上げるかをテーマに、仙台市、宮城県、さらには全国的なワークショップ活動を展開している。



審査委員より

人間愛と創造性に満ちた表現活動空間を提供している。2歳から成人までを対象にクラスを開設し、「やさしくやさしくできる人(3歳児~6歳児)」「ももくり3年、かき8年(小学校低学年)」等、日常を大切にしたユニークな表現活動をワークショップとして行い、人づくりと地域社会の活性化に貢献している。

プロフィール

ハート&アート空間“ビーアイ”

団体概要

【創立】
1987年

【団体の規模】
会員数 150

主な著書・論文・文章など

1999年 「子どものためのワークショップ~仙台“BEI”物語」 ブロンズ新社