博報賞

活動タイトル

先進的障害児教育支援モデルの展開

神奈川県立茅ケ崎養護学校

特殊教育部門|| キーワード:神奈川県

活動の目標・方針

―ふれあい教育地域支援の方針―
・ともに学び、ともに育み合う実践を大切にします。
・養護学較の持つ専門性を生かし、地域の障害児等のニーズに寄り添います。
・地域に開かれた学校として授業や行事を通し地域の人たちと積極的に交流を図ります。

活動内容

本校は、1999年度に開校した知肢併置の養護学校で、開校以来「障害児教育地域支援」のための県のモデル校として、養護学校の地域支援機能の在り方に関する研究を進めながら、「茅ケ崎養護学校ふれあい教育地域支援事業」を展開してきた。特に本校では、校務分掌の組織に地域との協働関係を創造する支援推進部を設け、地域の特別な配慮を必要とする子への支援活動や、障害児が地域でのQOLの向上に還元されるような風土づくりに努めてきた。これらの実践や研究は、県内各校の地域支援の在り方についてのパイロット的役割を担う一方で、地域教育支援ネットワークシステムづくりのモデル校としての役割も果たしてきた。また、これらの様々な取り組みは、毎年「公開授業と実践研究会」にて報告を行っている。



審査委員より

神奈川県の地域障害児教育支援モデル校として指定され、教育相談活動、コンサルテーション活動、ボランティア養成、校内分掌における工夫など、様々な取り組みを精力的に展開してきた。実践期間はまだ短いが、今後の地域障害児教育支援モデルとして、養護学校の学校組織、活動の在り方などについて貴重な知見を提供したことが評価された。

プロフィール

神奈川県立茅ケ崎養護学校(かながわけんりつちがさきようごがっこう)

【創立】
1998年10月

【学校(団体)規模・活動参加人数】
・学級数 50
・学級児童・生徒数 146名
・職員数 108名

主な著書・論文・文章など

1999年度 研究集録「茅ケ崎養護学校の教育」第1集
2000年度 研究集録「茅ケ崎養護学校の教育」第2集
2001年度 研究集録「茅ケ崎養護学校の教育」第3集