「博報賞」
受賞者の活動紹介

第56回「博報賞」 奨励賞受賞
[静岡県]裾野市東地区おやじの会

毎月開催の「何にもしない合宿」をベースとした日常の関係づくり
独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動領域

 この団体は、母親が中心になりがちなPTA活動の中で、父親も積極的に関わることを促す目的で設立された。当初は、マス釣りやもちつきなどの体験活動を子どもに提供する活動をしていたが、そのうち「体験は提供できても、本当に教育につながっているか」という疑問に直面したという。
 そこで、子どもが育まれる教育に必要なのは、子どもと地域の大人が知り合い、名前を呼びあえる関係性をつくることではないかと気づき、過度な負担感を感じずに継続できるお泊り会を、毎月実施することにした。興味深いのは、発想の転換によって、大人はあえて何もプログラムを準備しないことにして、「何にもしない合宿」と名づけて、毎月一回子どもたちが学校に集まって自由に過ごせる場を提供するお泊り会を継続していることだ。夕食と入浴を済ませた子どもたちが18時半以降に集合し、21時の消灯まで体育館などで自由に過ごし、翌朝も遊んだあと7時半に解散して、朝食は各家庭で取るという合宿である。
 子どもたちが自分の過ごしたいように過ごせる場が継続された結果、子どもと大人との信頼関係が育ち、子どもからは「〇〇をやってみたい」と声が上がって実施に至ったり、準備や片づけも子どもたちが行うようになっている。

集合写真
集合写真
消灯前の遊び
消灯前の遊び

※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)

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