もっとうまく書くコツ
もっとうまく書くコツ

ひきたよしあき先生の
「読書せん文教室」
自分なりの面白さを
伝えよう
以前、有名な作家が本を読んでいる
ところを
テレビで見ました。
ソファにって、むずかしそうな本を
読んでいます。
でも、しかめっ面ではありません。
時々、ひとりごとを言っているようです。

「へぇ〜、知らなかった」

まるで本に向かって話しているようです。

「図書館では、静かに本を読みましょう」

と教わってきたには、びっくりする光景でした。

その後、本好きな人が本に接する態度を
見てきましたが、この作家と似た
ありました。

本を手にとって、「わぁ、きれい!」と
言う人。
を見て、「こわすぎる!」と言う人。
動物の写真を見て「あはは、さわってみたい!」
と言う人。

みんな、声をあげています。
本に向かって話しかけているのです。

は、これが本を面白く読むコツだと
思っています。

まるで、対話をするかのように読む。
内容だけでなく、表紙やにも
感じたことを言う。

図書館のように、声を出せない環境でも、

「面白い!」「わからない」「知らなかった」
「ここは、うと思う」
「いいこと言うなぁ」
「ちょっとややこしい」「とはう」
「楽しい!」「悲しい!」

と心の中でぶ。

これをり返しているうちに、この本で
自分は何を面白いと感じたのかが
わかってきます。

人に本の面白さを伝える方法は、ただ内容や
「あらすじ」を書くことだけではありません。

「表紙がとにかくかわいいの!」
「この一言にじ〜んときちゃった」
「まさか、こんなになるなんて
びっくり!」

といろいろな「面白さ」があるはずです。
その数ある「面白さ」の中から、

「この人なら、きっとこの面白さを
わかってくれるはず」

と思えるものを中心に書いていきましょう。

きっと、相手も「面白い!」「楽しい!」
「ためになった!」と声をあげてくれる
はずです。
ひきたよしあき プロフィール
ひきたよしあき プロフィール

コラムニスト。
明治大学で教鞭をとるかたわら、朝日小学生新聞にコラムを連載、読者である子どもたちとの文通も行っている。
著書に、「大勢の中のあなたへ」(朝日学生新聞社)、「5日間で言葉が『思いつかない』『まとまらない』『伝わらない』がなくなる本」(大和出版)等。