「博報賞」
受賞者の活動紹介

第56回「博報賞」 功労賞受賞
[青森県]神田 昌彦(弘前市立南中学校 校長)

環境再生活動の普及と定着を目指したESDの展開
独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動領域

 総合的な学習の時間などによるさまざまな活動を通して、生徒が多様な生命が織りなす自然の美しさや巧みさに気づくと共に、地球環境の保全や自然復元活動の必要性を実感することで、自然再生活動を推進し持続可能な社会を構築していこうとする態度を育成している。
 具体的な活動としては、総合的な学習の時間において、生徒・学校とNPO団体が協働して、「弘前だんぶり池づくり」に取り組んだ。このことで、生徒の社会参画意識や当事者意識を涵養した。また、休日の奉仕活動として、「白神山地ブナ林再生事業」に参加し、世界遺産周辺地域でブナ伐採後に植林されたスギの中で生育不良のものを除去してブナ林を再生させる活動に取り組んだ。更に中学校理科2分野「生物のつながりと生態系」をベースにしたSTEAM教育を推進した。これらのことで、環境問題への興味・関心や活動への意欲が向上し、生徒が自己の生き方について考える教科等横断的な学びを実現した。
 こうした探究的な学びを、総合的な学習の時間を中核とした教育課程に位置づけたり、校務分掌組織に担当者を配置して、全校組織体制を構築したりしていることで22年の長い取組となっている。

だんぶり池づくり~雑木の抜き取り作業~
だんぶり池づくり~雑木の抜き取り作業~
白神山地での実地踏査の様子
白神山地での実地踏査の様子

※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)

その他の活動報告