第56回「博報賞」 奨励賞受賞
[新潟県]樋口 大輔(新潟市立浜浦小学校 教諭)
樋口大輔氏の「子どもの笑顔があふれる教室 ~〈漫才〉を音読する国語の実践を通して~」は、子どもたちの表現力とコミュニケーション能力の育成を目的として、朝学習の15分間を使って継続的に行われている実践である。
この実践で最も特徴的なのは、これまで国語科教科書等で扱われてこなかった漫才に着目している点である。樋口氏が用意した漫才の台本をクラスの二人がコンビを組んで一緒に音読するという、小学校国語科学習指導要領の音読の指導事項に該当する言語活動であるが、漫才という笑いを前提とした台本の音読であることから、台本の内容から生じる面白さだけでなく、読み間違いも楽しむ雰囲気が醸成され、子どもたちが間違えることに萎縮せず、意欲的に活動することにつながっている。また、意欲的に取り組む姿勢は、聞き手であるクラスの友達に合わせて台本の内容を変更したり、子どもたちが発案企画し、児童会祭りで漫才や音読劇を発表したりなど、主体的な学びの実現をもたらしている。
コンビを固定せずに毎回相手を代えることで、多くの友達と笑いや楽しさを共有し、共に学び合う温かい学級の雰囲気がつくられている。また、児童会祭りでの発表は児童会の自主的な活動へと発展し、笑顔のあふれる温かい雰囲気が学校全体へと広がりを見せている。
※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。
注)樋口氏のお名前「樋」は、正しくは二点しんにょうで表記されます。
博報賞とは
「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など
現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
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