幼小一体型の研究組織の構築 YMOプロジェクト
~Yobai-Miyabi-organization~
京都市立下京雅小学校
独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動|奨励賞| キーワード: |京都府
活動内容
子どもの心が動いて育つ「探究・ふれあい・誇り」
幼小9年間を見通した育てたい資質・能力を「探究・ふれあい・誇り」と位置づけ、教職員が一丸となって、子どもの心が動くような具体的な方策を検討し実践している。1年生の生活科「生き物となかよし」では、身近な生き物を育てる中で、子ども一人ひとりの思いや願いの実現に向かう学習環境を設定し、子どもの好奇心や探究心の高まりに応じた環境・活動・働きかけによって心を動かすことを大切にした。3年生の総合的な学習の時間「わたしたちのまちじまん」では、町の自慢に対して問いをもち解決策を考え探究的に学んだ。その中で、子ども一人ひとりが自ら探究のスパイラルを繰り返し、自分との関わりで地域を見つめていくことになった。5年生の総合的な学習の時間「わくわくみやびWORK」では、校区の商店街や幼稚園において職場体験を実施した。その中で、働くことの意義や価値を感じたり考えたりして、地域や社会のために役に立ちたいと一層願う姿があった。
これらの実践により、子どもは探究的な学びを通して、身近な人々、社会および自然に繰り返し創造的に関わり、自らの問いを見いだし解決していくことに自信と誇りをもち、より一層さまざまな人・もの・ことと触れ合うことの良さを実感した。
【写真】
生き物のすみかを友達と話し合ってつくる
審査委員より
全教職員や地域・保護者の共通理解のもと、「探究・ふれあい・誇り」が高まる教育活動を行っている。生活科では、環境構成の工夫によって子どもが思いや願いを実現できるようにしていたり、総合的な学習の時間においては、単元の本質に関わる場面で対話を活性化し、子ども一人ひとりの興味・関心に応じて子どもに任せる時間を保障したりしている。こうした子どもの主体性と教師の指導性が発揮されるバランスを取っていることが、具現化された実践であると評価された。
プロフィール
京都市立下京雅小学校
【代表者】
神内 貴司
【役 職】
校長
【活動開始時期】
2020年
【団体所在地】
京都府京都市
【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:全体350名(内訳)小学生350名
○指導者:内部40名




